2018年10月16日に開催された、介護技術研修での活動内容を公開いたします。
《日時》
平成30年10月16日(火)15:00-16:30
《参加者》
住吉:伊賀、前田、森
うみのほし:白井
コウダイケア:坂本、石原
ながた:吉岡
駒どり:徳山
エルフ:嶋田
正峰会:大本
やさしい手:藤野 齋藤
《テーマ》
短時間訪問を成功に導く為に
短時間訪問の成功の早道として、事業所全体の現状を知ることから始まります。
それは事業所として対応できる利用者、出来ない利用者の選別をする事に役立つからです。
《意見交換》
各項目について各事業所の現状を発表した。
主な介護職員の平均経験年数:5年~10年
主な介護職員の平均年齢:39歳~60歳
主な職員の男女比:男性が多いところでは5:3ほど。女性が多いところでは0:10。
利用者の男女比:女性の方が多い。中にはご利用者の全てが女性という事業所も。
一人当たりの平均訪問回数:2.5回~3回
一人当たりの平均訪問時間:15分~25分
一人当たりの平均関与職員:主な介護職員のほぼ全員で関わっている事業所がほとんど。
現在の利用者はどのような方が多いか:認知症、独居、看取り、退院時の支援etc
現在の利用者のサービス内容の傾向として多いのは:服薬、排泄、食事準備、DS送りetc
短時間訪問をする上で必要な事は何か:
・自立支援。意欲向上の声掛け。
・情報収集はサービスとは別の時間で訪問して行う。
・サービス時間が超えそうな時は、やることを次のサービスに回す。
・最初に「この時間はこれをする」とサービス内容を固める。
・出来ること出来ないことをアセスメント。一番必要な部分の援助を行う。
・ケアマネージャーに定期巡回について正しい理解を持っていただけるよう説明する。
・ご利用者とご家族にサービスの制度・目的をご理解いただく。
・各事業所、関わる職員の割合が多いので、サービス内容をコロコロ変えると現場が混乱してしまう。退院などのタイミングにあわせ、変更頻度は最小限にする。
・訪問介護員全員が同じことをするという心がけを持ち、特別な対応を作らないこと。
《まとめ》
ご本人よりも、ご家族様からの不安や要望が多く表面化してくる。ご本人の支援が中心であって、家族支援ではないという意識をもつこと。
最初の関わりと説明で信頼関係を築くこと。
必要な事を整理し、各関係事業所で役割分担をすること。
住宅事情や利用者の介助の程度によって異なるので、それを如何に訪問者に伝達出来るかがポイントになります。定期巡回は複数の職員で関わるためタブレット等のツールを利用し、情報を素早く伝達します。
また定期的に簡単なミーティングを実施し、普段各職員がどのように関わっているかを共有することで、対応する利用者への関わり方や介護方法を見直す事が出来ます。
そういった工夫をし、利用者の意欲を引き出し、最小限に必要な部分のサポートをする。
それが短時間訪問を成功に導く一つの方法ではないでしょうか。
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