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定期巡回・随時対応サービス技術向上研修

2018年2月17日に開催された、技術向上研修の活動報告を公開いたします。


定期巡回・随時対応サービスの更なる理解を促進するため、訪問介護・看護職員、介護支援専門員等を対象に、グループワークなどを通じて、ピンポイントケアの知識やオペレーター業務等の知識を得る機会として、研修会を開催しました。

1.開催日時 平成30年2月17日(土曜日)9時30分~16時30分 2.場所 兵庫県看護協会 3階 研修室3(神戸市中央区下山手通5-6-24) 3.参加対象者 介護支援専門員、訪問介護職員、看護職員、オペレーターなど



定期巡回・随時対応サービス技術向上研修 平成30年2月17日(土)9:30-16:30於兵庫県看護協会研修室3

研修の狙い ①定期巡回・随時対応サービスの概要を理解する ②利用者の心身の状況に応じて柔軟にサービス内容を変更し提供できる。 ③定期巡回・随時対応サービスを提供するために、多職種と効果的な連携ができる。 ④緊急時に対応するために、利用者の状態把握能力の向上を図る。 ⑤各職種の求められている役割を明確にする。


9:30-9:35オリエンテーション 兵庫県看護協会 徳山美貴


9:35-10:20定期巡回・随時対応サービスの概要 兵庫県健康福祉部少子高齢局介護保険課介護基盤整備班長 高山久葉

・兵庫県で力を入れて推進しようとしている。 ・制度内容、30年度改正 ・最終的な目標 「単身・重度の要介護者」であっても、在宅を中心とする 住み慣れた地域で、尊厳と個別性が尊厳された生活を継続することができるような社会環境の整備。 ・在宅でも支える仕組み。 ・「短時間の定期訪問」「随時の対応」組み合わせにより、1日複数回 「必要なタイミング」で「必要な量と内容」のケアを一体的に提供する「まったく新しいサービス類型」 ・きめ細かい、自由度高い計画作りが実現できる


10:30-12:00在宅療養の現場における定期巡回の必要性と医療機関との連携について こうべ往診クリニック院長 岩本善嵩 ・在宅診療 ・どういう気持ちで、そういう仕事をしているのか。 ・薬 →ドクターからは大事。物忘れ→薬。イライラ→薬。症状に合わせて処方する。 ・認知症 →アリセプトしかなかったが、新薬。2013年に3種類増えた。 レミニール おだやかになる。 1日2回 副作用、嘔吐。  リバスタッチ はり薬 副作用、かぶれ(接着材の成分)。 メマリ 他の服薬と兼用 →周辺症状。イライラとれる。副作用めまい、眠気。 ・薬と環境→現場にでて思ったのは、圧倒的に環境が大事。 【在宅】薬30日飲み忘れていたが、デイでのコミュニケーション等で改善していた。 【外来】処方されて2週間で、表情も穏やかになっていた。 認知症にとってよい環境とは。 認知症は誰が見る? 精神科、神経内科、脳神経外科、内科 →他の疾患とは違い、色々な科が見るのが特徴。 アリセプト→服薬でイライラの副作用がでた。止めたらおさまった事例。 認知症は新しい学問。治療の王道が確立されていない。 よくもわるくも、元気にする薬。 ・末期がんと認知症の違い ・外来と訪問診療の違い →通院できる人はできる限り通院してもらう。 →家族から通院が厳しいと相談。認知症だけで訪問診療のケースはあまりない。 ・在宅医療とは何か (長所) 家の中にすべての情報がつまっている。 何に具体的に困っているかわかる せん妄の原因(ストレス因子)が特定しやすい(対処できる) 家族やヘルパーさんにあらかじめ薬の副作用を伝えておくことでリスク回避できる。

・在宅での特徴 体格が小さい 認知症は重度低下している 周辺症状が強い

自宅にすべての答えがあるので、医療従事者は良くも悪くも逃げられない。

・認知症の療養からの定期巡回。10年前は家族に認知症がいるかいないのかの時代。

今は、隠さない時代。1人いるのか2人いるのか。

マンパワーの確保。医者だけ多くても支えられない。 多職種連携のチーム医療。


13:00-14:00 24時間看護も介護もつながる安心ケアのために必要な技術 うみのほし定期巡回サービス管理者兼オペレーター 片山比呂史 ・オペレーターの役割 →随時対応と随時訪問について ・自宅から緊急コール→事業所でコール受付 ・オペレーターの判断で、随時訪問していく。

緊急コールについて ・状態や状況の確認。 ・介護が必要な時→随時訪問をする。 ・相談内容→随時対応をする(訪問せず、コールのみ) ・無応答→コールへかける →それぞれオペレーターの判断で対応する。 ・新規利用の方は、コール後訪問してみないと分からない。 ・オペレーターは24時間を支える司令塔。 ・「排便があるかも」というコール。 →シーツ交換や衣類の交換を実施する。 ・生活状況の把握。緊急度。定期訪問の時間。介護員の動き。 →これらの判断をオペレーターは実施し、随時対応か随時訪問か適正に判断する。 助けが必要な時に来てくれると、利用者が認識したら、利用者はすごく安心される。 オペレーターの状況把握が、適正なオペレーションの判断となる。


14:00-15:00 グループワーク こんな情報がこんな時にほしい。それぞれの立場 兵庫県看護協会 船越タヅヨ 神戸あんしんネット24会長 伊賀浩樹(ケアマネ) ・自立支援がキーワード(介護保険そのもの) →自己決定にもとずく生活設計を支援する。 ・定期巡回は、訪問回数が多いので体調変化に迅速に対応できる。 ・医療のかかわりが強い。 ・緊急対応が強い。 神戸あんしんネット24副会長 中澤友紀(看護師) ・重度者、医療ニーズが高い高齢者に対して医療と介護との連携が不足している。 ・利用者にとって、優先順位の決定が必要。 ・24時間の状況把握することができる。支えている、看護と介護。 ・看護師は医療と生活の両方が見える。 ・細やかな介護の情報から、医療面のアドバイスやドクターにつなぐことができる。 うみのほし定期巡回サービス 片山比呂史(オペレーター) ・情報収集。ICT化でペーパレス。迅速な対応を。 駒どり巡回サービス 松本広美(訪問介護 計画作成責任者) ・根拠のあるアセスメント




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